2006

2006年の中頃には、それまで勤めていた会社を辞め世界を見る旅へ出発した。

旅の中では、美術館や路上で、名だたる画家の有名な作品や名もなき芸術家の心打たれるナイスな作品に触れられた。西ヨーロッパのどこかの美術館では、彫刻作品の前に座り込み、スケッチブックをひろげ、デッサンをする若者を見た。誰かに止められるわけでもなく。
僕の住むバンコクの街では、例えばゴッホのような有名な画家の作品が見られる『ゴッホ展』のような展示が行われることがない。チャトチャック・マーケットや街のグラフィティなんかで今現在を生きている作家の作品が見られるのは面白い。しかし、過去の偉大な作品も観たいものだが、どういうわけか、この国にはそういう作品がやってこない。

非常に残念なことに旅で撮影した写真データがハードディスクの破損によって、ほとんどが失われ復旧できた写真はわずかに139枚。

旅の写真2006 1枚目
左:ロートレックが好きで訪れたムーラン・ルージュ
右:マルセイユの港。この街の駅で列車を待っている時につまみを回したラジオからTakeshi Kitanoの声が聞こえてきた。たけしの話す日本語を通訳がフランス語に訳していた。
旅の写真2006 2枚目
左:キラキラと輝くアドリア海
右:ガラタ橋。釣りに興じる男たち。
旅の写真2006 3枚目
左:イエメンのサヌアの食堂で。
右:同じくサヌアの街。男たちは腰にジャンビーヤという三日月型の短刀を腰からぶら下げ、女たちは目だけを見せる黒い衣装を身にまとう。街は後ろに見える建物で統一されていて、高い所に登ると乾いた色が一面に広がったが、内戦によってあの景観は変わってしまったのだろうか。
旅の写真2006 4枚目
左:ブルガリアのソフィアの通りで可愛い格好をした女性。
右:僕好みのスクーター。パリ。

Dahab, Egypt

Mural エジプトのダハブでの壁画。 ダハブではAUSKI CAMPというオーストラリア風を装った宿を選

Quiet Man

On a cup トルコ北部のエルズルムという街で。 貧乏旅行の旅人の財布には風当たりの強い西ヨ

Gun Finger

21x30cm パースが狂ってるけど、自由な感じでいいなと我ながら思う。 モータースポーツのスポ

COFFEE SHOP POPEYE

アムステルダムのコーヒーショップ・ポパイにて。 ビックリマンシールのようなキャラが主

SMILE

世界一周の旅に出る前に、実家で過ごした時につくったステンシル。細かいドットでつくられ

My medicine

全くもって万人に好まれるような内容でないし、いったいどういう人が好むのかも分からない

No title

知人からフリーペーパー掲載への依頼をいただいたもの。ありがたや。

Silhouette

30x21cm マーカーのみを使って塗り上げた作品で、完成までに3〜4日かかり、右手が激しく痛く

Creative Juices

21x30cm Paper この作品あたりを境に、きちんとした作品にすることを知ったように思う。落書き

23:59:59

30x21cm Paper 書き溜めた落書きから、使い物になるものだけを集めて、ライトテーブルを使って

@Australia4

@Australia3 と同じく Nimbin にて。

@Australia3

日付を見ると、オーストラリアで過ごしたのは、05年の年末から06年の年始ようで、作品

@Australia2

当時は何かを見て描くのでなく、頭の中を描くことにこだわっていた。見方を変えれば、何か

@Australia

はじめての英語圏であったオーストラリア。訛りのある英語ということは知っていたが、「rai

I like to masturbate

ヘンリー・ダーガーのように、他人との関わりが極めて少なく、誰に見せるでなく作品作りを

No title

この頃は、ポストカードに描いていて、どういった経緯かは忘れてしまったが、たまったポス

Man and Woman

色えんぴつを使って、塗り残しを光にすることを試みている。 サインはなんだかかわいらし

Wanna fuck her tonight

こういう一コマ漫画のようなのも面白いんだよな。 絵のディテールがしっかりしていてもそ